重すぎるやろ

一昨年の話です。
僕は毎年のように年末になれば地元の仲間達と忘年会を催すわけですが、その年の宴会は悪い意味で印象に残っています。
仲間同士で楽しく宴会するはずだったのに・・・まさかあんなに暗い気分で宴会場を後にすることになるとは思ってもいませんでした。
その時は景気よく、コンパニオンも呼んで華やかに宴会を楽しむ事に。
コンパは3人いて、僕はその中で一番可愛かった女の子に設定してもらっていました。
初めのうちはごくごく普通で、一緒に話していてとても楽しかった記憶があります。

僕が彼女にお酒を飲ませすぎたのか?だんだんと彼女の身の上の話が多くなってきました。
そこで彼女はいきなり涙を流し始めます。
周りがその様子に気付いて、おかしなムードが漂い始めたので、僕は彼女をつれて宴会場の外に出ました。
そこで彼女の話をじっくりと聞いてやることにしたのですが、なんでも彼女は最近まで入院をしていたそうで、「そうだったんだ~、よく頑張ったねぇ」と半ばリップサービスで彼女を励ましてやりました。
そこで僕は彼女の手首が気になり始めました。
リスカの痕が痛々しく刻まれていたのです。
異性に気を惹くために(まあこの場合はわかりませんが)、作り話で同情を誘おうとすることはよくあることだったりしますが、彼女の手首を見た瞬間それがフィクションではないことが解ったのです。
とりあえず彼女が落ち着いたところで、彼女をバスで寝かせ、宴会場に戻ったのですが、すっかり酔いが覚めてしまい、とても盛り上がれる気分ではありませんでした。